自分の車はいくらで売れるんだろう・・・?
高く売るためにはどうしたら良いのだろう?
せっかくなので、少しでも高く売りたい!
車の売却を考えた時、誰でも思うことだと思います。
車を少しでも高く売りたいなら、査定に出す前にやっておくべきことはたくさんあります。
洗車や室内清掃で車を綺麗にして、大事に乗っていたよ!とアピールしたり、
出来るだけ多くの買取業者に査定依頼を出して、比較検討したり、
売却を決めた後も上乗せできないか金額を交渉したり…。
できることは惜しまずやっておいて損はありません。
しかし、高く売るための一番重要なことを忘れてはいけません。
それは売却の時期(タイミング)です。
夏服を冬に売っても高く買い取ってもらえないのと同じように、車の売却にもタイミングというものがあり、
需要が無い時期に車を売ろうとしても高く買い取ってもらえないのです
高年式で低走行距離の車が高く売れるのは当たり前ですが、
このタイミングを見誤ると、せっかく高く売れるはずだったのに、
ちょっと安くなってしまった…ということも十分起こりえます。
せっかく乗ってきた愛車ですから、最後まで良い思い出が詰まっていて欲しいですよね。
そのためには売り時をしっかり把握しておくことが大切なのです。
結論から言えば、売却すべき時期は、ずばり「3月」です。
さらに、4WDであれば「9月」も売却の候補になります。
そして最も車を売ってはいけない時期は「6月」です。
なぜ3月と9月は高く売れて、6月は安くなるのでしょうか。
この間に何があるのか、その理由を説明します。
高く売れる時期にはワケがある!
一般的に高く売れる時期は大きく分けて5つあります。
それぞれの時期と理由をまとめてみました。
○12月~3月は業者の決算期
販売業者は、決算期が訪れると少しでも多くの利益を出すため、
1台でも多くの車を売りたがり、1台でも多くの車を買いたがります。
この時期を狙って査定に出すと、思いもよらない高額査定となる可能性があります。
特に決算期は、利益が出る限り買取した方が良いと判断されるため、
値段交渉が通りやすい時期と言われており、高額査定とはいかないまでも、
プラスアルファで金額が上乗せされる可能性が高まります。
○2月~3月は人事異動、就職、卒業の時期
需要(販売)が増えると供給(買取)の必要が出てきますから、必然的に買取金額は上がります。
引っ越しで車が必要になった!降雪地域へ転勤で4WDが必要になった!就職で車が必要になった!
など、理由は様々ですが、人事異動や就職の時期は需要が増え、中古車市場が活発化するため、
買取の相場も上がりやすくなるというわけです。
○9月は季節の変わり目
意外と思われる方もいるかもしれませんが、季節の変わり目でも相場は変動します。
特に夏から冬にかけて、2WDから4WDへの乗り換えを検討する人が多くなります。
では逆に、冬から夏にかけて4WDから2WDの乗り換えを検討する人が多くなるのかと言えば、
実はそうではありません。
冬場に2WDに乗るのは辛いかもしれませんが、夏場に4WDに乗ることは苦になりませんよね。
そういった理由から、4WDへの乗り換えを検討しても2WDへ乗り換えを検討する人は少ないのです。
季節の変わり目は、2WDの相場はあまり変動せず、
4WDの相場が変動しやすいということも覚えておきましょう。
○モデルチェンジが行われる時期
これは車の相場が作られるうえで重要部分になります。
モデルチェンジには、一部の仕様や設定を変更するマイナーチェンジと、
車の外観や搭載するエンジン、室内構造などを大きく変えるフルモデルチェンジの2種類があります。
モデルチェンジが行われると、現行モデルは「旧型」や「前期型」となってしまうので、
ほとんどの場合、徐々に相場が下がっていきます。
マイナーチェンジとフルモデルチェンジ、どちらも相場に影響を与えるものですが、
特にフルモデルチェンジが行われた後は、急激に現行モデルが値崩れする車種も存在します。
自分の車がいつモデルチェンジされるのか、情報は事前に調べておき、
もし、マイナーチェンジやフルモデルチェンジが行われる情報があったとしたら、
自分の車がまだ現行モデルの内に売ってしまった方が得策と言えます。
○その他
海外への輸出需要や金属需要が増えたりすることで、中古車の相場に影響を与える事もあります。
しかし、普通は一般の人が海外への輸出需要を知る術などありませんし、
中古車の売却で金属需要を調べるというのはちょっと一般的ではありません。
また、海外への輸出は特定の車種に限定されていることが多いので、
一般的な国産ガソリン車は大きく影響されることはありません。
そういった時期もあるんだ、という程度の認識で問題ありませんので、
この時期をあまり考慮する必要は無いと言えるでしょう。
中古車市場を加味すると売り時は「3月」と「9月」になる
一般的に、業者の決算月は12月~3月、異動や就職は2~3月が多いため、
業者は決算が終わる前や新生活へ向けて買い替えを済ませておこうと考える人が多くなるため、
11月~12月にかけて緩やかに相場が上昇していき、3月頃にピークを迎えます。
逆に、4月に入ると徐々に下降していき、6月頃に最底値を迎えます。
そして、4WDであれば、冬に向けてまた徐々に相場が上がっていき、9月頃にピークを迎えます。
世の中の動きに連動して、車の相場も上昇と下降を繰り返していることが分かりますね。
以上のことから、2WD/4WD問わず、新生活前の準備や決算期に当たる「3月」はズバリ売り時となり、
4WDの売却であれば、本格的な冬に突入する前の「9月」の需要が高まる、というわけです。
逆に、決算期や人事、異動、就職の時期とはかけ離れている「6月」は市場が停滞気味になるので、
できるだけ売却を控えるべき月となるわけです。
モデルチェンジに関しては、いつ頃発表されるかは不透明ですから、
具体的にいつ売ったら良いということは無いのですが、
情報が出回るにつれて相場に影響を与えてきますので、できる事なら、
モデルチェンジの情報が完全に出回ってしまう前に売却してしまった方が良いでしょう。
売却の時期を逃してしまわないよう、事前に売却計画を立てておくことも重要です。
車の相場はどうやって決まるの?
車を売却するうえで、ある程度は自分の車の相場を把握しておかないと、
その金額が適正なのか、高いのか、安いのか、判断することができません。
安く買い叩かれてしまって失敗してしまわないよう、相場というものを理解しておきましょう。
中古車販売業者の仕入れルートは、大きく分けて「買い取り」と「中古車オークション」の2種類があります。
買い取りは、中古車販売業が店頭で直接車を買い取ることを指し、
中古車オークションは、中古車販売業者だけが参加できるオークションに参加して、
欲しい車をオークションで競って買うことを指します。
どちらも大事な仕入れルートですがが、中古車の相場を形作っているのは中古車オークションです。
人気がある車ほど欲しがる業者が増えますから、必然的にオークションの競り値も高くなり、
反対に不人気な車は欲しがる業者が少なくなりますから、競り値も低くなります。
こういった形で中古車の相場が形成されていくのです。
ちなみに、買い取りの場合も中古車オークションの落札相場を参考にする業者がほとんどです。
車は最終的に査定が付かなくなる!
前述の通り、中古車の相場は下降と上昇を繰り返しますので、
車の売却はタイミングが重要になってきます。
しかし、結局のところ、年式が低ければ低いほど、走行が増えれば増えるほど、
買取の金額はどんどん安くなっていきます。
1年の中で、ある程度の上昇と下降はありますが、売却を躊躇っていると
いつの間にか全然値段が付かなくなってしまった…ということも十分あり得えます。
例えば、今年8月よりも来年4月に売った方が買取金額は高くなるのか、と言えば、
一概にそういうわけではありません。
今年8月より来年4月の方が間違いなく走行距離は増えますし、年式も1年落ちてしまいます。
売却の時期は、あくまでも当年の1月~12月の間で考えた方が無難と言えます。
また、4月だからと言って10年落ちで10万キロ走った車が高くなるかと言えば、
それもまた難しいでしょう。
ある程度の需要があってこその査定額ということも覚えておいてください。
全て整ってこそ高額査定が狙える!
車を高額で売却するためのポイントは、
・車を綺麗にしておく
・できるだけ多くの業者に査定してもらう
・そして、売却の時期を見極める。
この3点に尽きます。
どれか一つでも抜けてしまうと、最高額での売却はできなくなります。
車の清掃はガソリンスタンドでもやってくれますが、やはり自分でやった方がより綺麗になります。
複数の業者への査定依頼は、インターネットの一括査定サイトなどを活用しても良いですし、
最後のドライブがてら、業者を1件1件回っても良いでしょう。
※ただし、あまり遠方に出向いてしまうと走行距離が増えてしまうのでほどほどに!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
是非、愛車の高額査定にチャレンジしてみてください。
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