美味しい日本酒と日本料理は相性が抜群です。この二つをより楽しめる情報をお届けしたいと思います。
前半は、お酒の知識と選び方、後半は日本酒に合う日本料理を紹介します。
四季折々で楽しめる日本酒
日本酒の楽しみ方は様々です。夏は冷やして「冷酒」として冬は温めて「熱燗」として楽しめます。季節の旬な食材と頂く日本酒は格別です。昔から日本人に好まれ飲まれてきた日本酒。その魅力をお伝えできればと思います。
日本酒はお米と水が命
美味しい日本酒の条件は、米と水です。日本酒の産地として知られる秋田、新潟などはお米と豊富な水があることで知られています。米も水も昔から日本に根付いた材料で、弥生時代には既に日本酒造りが始まっていた。と言われています。日本酒の歴史の古さを感じますね。日本独自の製法が広まった、馴染みのあるお酒と言えます。
日本酒の決め手はお米の違い
美味しい日本酒を買いに行っても、大吟醸・純米酒など種類が多くて困ったことはないですか?実は、この違いは精米歩合にあります。精米歩合とは、お酒造りに欠かせないお米をどれだけ削り落としたか?その割合を示すものです。お米を削れば削る分だけ雑味がなくなり美味しさが増します。この割合が多いほどおいしいお酒になるのです。
日本酒の種類
日本酒は大きく4つの種類に分けることができます。味わいや香りの強さによって分類されます。次から、その4つのポイントを解説していきます。
お酒選びの参考にください。
薫酒
香りが高く、テイストは軽快で爽やかさを感じます。
代表される日本酒は大吟醸などが挙げられます。
爽酒
テイストは軽くてなめらかさを感じます。
代表される日本酒は普通酒・本吟醸などが挙げられます。
醇酒
香りは高く米のふくよかさが特徴です。テイストはコクのある旨味を感じます。
代表される日本酒は純米系などが挙げられます。
熟酒 古酒
香りは熟成香でテイストはとろりとした口当たりで甘みを感じます。
代表される日本酒は古酒などが挙げられます。
次からは日本酒に合う日本料理を5種類紹介したいと思います。
日本酒、日本料理のどちらも引き立たせることができます。
お好みに合わせて試してくださいね。
昆布締め
昆布締めは刺身と昆布の旨みが美味しい料理です。魚の旨みが昆布に染みわたるだけでなく、お酢で締めることで長時間、楽しむことができます。
程よく効いた酢が日本酒とよく合います。
鯛や平目などの白身魚などが多く使われます。
昆布締めの栄養素
白身魚には脂質が多く含まれています。脂質は三大栄養素に含まれます。
エネルギー源になる大切な栄養素です。
また昆布には食物繊維がたっぷり含まれています。
水に溶ける性質があるので体に入ると糖質の消化・吸収を助けてくれる効果が期待できます。
サバの味噌漬け
脂の乗った旬なサバと味噌の組み合わせが美味しい料理です。
ふっくらとしたサバの身と味噌の風味が日本酒に合う組み合わせです。
味噌自体に塩分が含まれているので、しょうゆの加減を見て味を調えることがポイントです。
サバの味噌漬けの栄養素
サバにはビタミンB12とマグネシウムが多く含まれています。
ビタミンB12はヘモグロビンの生成に優れ貧血対策にうってつけです。
また味噌は大豆を発酵させた食品です。アミノ酸やビタミンなどの栄養素も豊富です。
漬物
漬物は古くから日本人に食べられてきた料理です。そんな漬物は日本酒との相性も抜群です。特に漬物に含まれる「ぬか」にはビタミンBが多く含まれているので夏バテや疲労回復といった効果が期待できます。また人体では生成できない需要な栄養成分ミネラルも摂取することができます。日本酒に合うつまみとしての小鉢として楽しめます。
漬物の栄養素
漬物は野菜の旨みや栄養素をそのまま頂くことができます。特に乳酸発酵がお腹の調子を整えてくれる効果が期待できます。
鰻のかば焼き
夏の定番であるウナギのかば焼き。ふっくらとした身とタレの組み合わせがおいしい料理です。上質なたんぱく質が豊富なので、体に良い料理です。
ウナギのかば焼きの栄養素
うなぎにはビタミンAが多く含まれています。
視力に大きく作用し、暗い場所でも目が見えるようになる効果などが期待できます。
またビタミンDには骨や歯を丈夫にしてくれる働きがあります。
南蛮漬け
魚や鶏肉を油で揚げ、玉ねぎやねぎなどの香辛料と酢で漬けた料理です。さっぱりと味わうことができるので、夏の暑い時期などには最適です。
南蛮漬けの栄養素
アジにはDHA・EPAが多く含まれています。サプリメントにも活用されるなど、その成分が注目されています。DHAは青魚に含まれている成分で、摂取すると記憶力が良くなる。頭が良くなるとして有名ですよね?一方EPAは血液を健康な状態へ導いてくれる効果が期待できます。
おわりに
今回は、日本酒と日本料理の組み合わせを紹介しました。
日本酒を美味しく飲むためのヒントをお伝えいたしました。少しでもお役に立てたなら幸いです。
お酒のモールはこちら
この記事へのコメントはありません。