バイクに乗っていれば大切な愛車を手放す時は必ず来ます。
大切な愛車だったのですから、手放した後も良い思い出として記憶に残ってほしいものですよね。
良い業者に巡り会えず売却に失敗したり、安く買い叩かれてしまったりと、最後に苦い思い出として残ることだけは避けたいものです。
これから愛車を手放そうと考えている方、
今後手放す時が来るかもしれない全ての方の参考になれば幸いです。
バイクを売却するまでの流れ
バイクを売却するためには、何から始め、何を準備したら良いのかご紹介します。
1.売却先を探す
売却先は大きく2つに分けられます。
それぞれメリットとデメリットがあるので、よく確認しておいてください。
▽バイク専門業者に買取を依頼する
・メリット
プロに査定を依頼し、その車種の相場を基に買取金額を算出してもらいます。
書類の用意や名義変更手続きなどは業者が代行してくれますので、手間暇がかかりません。
・デメリット
優良な業者に依頼した場合はそれなりの査定額が期待できますが、売却や交渉の知識が無い場合は安く買い取られてしまう可能性があります。
業者は利益を優先するため、相場以上での売却はまずできません。
▽オークションサイトなどを利用し個人売買で売却する
・メリット
売りたい金額を自分で自由に設定できるので、業者に売却するよりも高額で売却ができます。
市場価格で売れる可能性があるため、業者に売却するよりも数十万円高く売れる可能性があります。
・デメリット
書類生成や手続きは自分か売却相手で処理しなければならないため、ある程度の専門的な知識が必要になります。
一般的にはオークションサイトなどを利用して売却する必要があるため、相手がどういう人か分からないという危険もあります。
また、個人売買は価値観や視点の違いから、トラブルに発展しやすくなります。
業者に売却するのは初心者向け、個人売買はある程度知識がある人向けと言えます。
2.必要書類を準備する
売却先が決定したら、次は名義変更手続きに必要な書類を準備します。
業者に売却した場合は書類一式は業者側で準備してくれますが、個人売買では自分で用意しなければいけません。
また、排気量によって必要な書類が異なりますので、間違えないよう注意しましょう。
▽~125CC以下
・標識交付証明書
・自賠責証明書
▽126CC~250CC
・軽自動車提出済証
・自賠責証明書
▽250CC超
・車検証
・自賠責証明書
・納税証明書
→税金を納めていなければ交付されません。
▽共通で必要なもの
・身分証明書
・印鑑
→認印で問題ありません。
▽できるだけ用意した方が良いもの
・銀行口座が分かるもの
→売却契約金の受け渡しは基本的に口座振り込みですが、現金で貰える場合は必要ありません。
●注意点
自賠責保険証は250CC超は車検証とセットになっている必要があります。
250CC以下は無くても売却可能ですが、法律上で運転が禁止されているため、出張買取を利用しましょう。
車検がある250CC超のバイクだけ、必要書類が増えることに留意してください。
3.廃車(一時使用中止)手続きをしている場合の必要書類
既に廃車手続きを行っていた場合、必要書類の名称が若干異なります。
▽~125CC以下
・廃車証明書
▽126CC~250CC
・廃車証明書
・軽自動車届出済証返納証明書(重量税用)
▽250CC超
・廃車証明書
身分証や印鑑が必要になることは変わりません。
4.お金を受け取る
書類を準備して、無事名義変更が終われば、晴れて売却が完了したことになります。
業者によって売却金額の支払い時期は異なりますが、通常はバイクを引き渡した後から名義変更が完了するまでの間に支払われます。
バイクを高く売るためのコツ
バイクを売る以上は1円でも高く買い取ってもらった方が良いでしょう。
最大限の買取金額を実現するための方法をご紹介します。
▽査定依頼は複数の業者に出すことが鉄則
売却先は必ず複数の業者を候補に挙げておくべきです。
バイクには必ず買取相場が存在しますが、買取金額は業者によって大きく異なるため、相場が50万円だから必ず50万円で売れるというものではありません。
1社だけ査定に出してそのまま売却してしまうと、適正な相場で買い取ってもらえたか判断ができなくなります。
複数の業者に査定依頼を出すことで、買取価格を見比べることができるようになります。
例えば、あるバイクの買取相場が30万円~50万円だと仮定して、そのバイクをA社に査定依頼を出したとします。
A社の査定結果は30万円でした。
このまま売却してしまった場合、買取金額は当然30万円のままです。
次にB社に査定依頼を出したところ、B社の査定結果は40万円でした。
金額が見比べられるが分かると思います。
これが複数の業者に査定依頼を出すメリットになります。
最初からB社のように金額が高い方に依頼できれば良いのですが、査定に出す前段階でその業者を探し出すことは難しいでしょう。
例では2社しか挙げていませんが、業者が増えれば増えるほど査定額を比べることができるようになります。
▽業者同士の競合を狙う
複数の業者に査定を出すメリットはもう一つあります。
先の例をとります。
A社:30万円
B社:40万円
ここでB社に決めてしまっても良いのですが、もうひと踏ん張り競合してもらいましょう。
A社の最初に提示した30万円は、相場を見越して多少安めに提示していた可能性があるため、B社の査定結果が40万円だったことをA社に伝えると、A社の査定額が上がることがあります。
これが「競合を狙う」ということになります。
こちらも業者の数が多ければ多いほど競合してもらい易くなります。
ただ、あまりに競合させ過ぎると業者に嫌がられてしまい、買取事体してもらえなくなる可能性がありますので注意しましょう。
複数の業者に査定依頼を出す方法
査定依頼を出すには大きく分けて3つの方法があります。
1.直接店頭に行く
2.業者の運営しているサイト利用する
3.一括査定サイトを利用する
一番おすすめできる方法は3の一括査定サイトを利用する、です。
一括査定サイトの最大のメリットは、パソコンやスマホから簡単に査定依頼を出せる点にあります。
1や2を利用した場合、それぞれの業者に対して自分からアプローチしなければいけませんが、一括査定サイトならバイクの情報をサイトに入力するだけで業者から連絡が来るため、非常に手間なく査定を進められます。
お勧めの一括査定サイト
▽バイク比較.com
一部ですが、排気量別に過去の査定結果を確認できるのが特徴です。
概算査定結果はわずか30秒で確認できるため、非常にスピーディに査定することができます。
▽BikeBros.
業界最大となる120社の業者が登録しているサイトです。
120社の中から愛車の買取に最適な会社を自動的に数社だけ選択してくれるので、不要な営業連絡もありません。
▽MOTOR TRADE
画像付きでバイクの買取店を紹介や査定ガイドなど、コラムが充実しているサイトです。
また、カスタムされたバイクの買取に強い業者が登録されているので、カスタムバイクに乗っている方向けです。
大事なことは信頼できる買取業者を探すこと
高く売ることはもちろん重要なことですが、無茶な営業をされたり強引な手口で買い取られるのは気分が悪いものです。
バイクの売却で一番大事なことは「業者との信頼関係」です。
例えば、業界最大手である「バイク王」の口コミ見てみると、以下のような意見がありました。
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「ボロボロのバイクでも5000円で買い取ってくれました。
話を聞くと、エンジンはまだ使えるのでと言っていました。
対応はすごく良かったです。1万円にならないか交渉しましたが駄目でした。」
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「バイク王に電話をして、家まで来てもらいました。査定員の人は話しやすく感じが良かったです。
査定して貰うと思わぬ高額で買取して貰えました。思い切って査定してもらい良かったです。」
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「廃車同然のスクーターですが廃車時エンジンは掛かったようで、その点がプラス査定になり
ほぼプラスマイナス0で引き取ってもらえました。」
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口コミを見ると、多数の人が他社と比較されていて、他社の方が数千円高い見積もりを提示していることもあるようですが、
最終的に「バイク王」で売却を決める人もいました。
「これは数千円程度の差額なら、信頼できそうな業者を選んだ方が良い」というユーザーの気持ちの表れです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?最終的には人と人だと思います。
来るべき愛車の売却に備えて、色々な業者で比較検討してみてください。
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