夫婦での取り組みだけでは自然な妊娠が難しい場合は、医療機関にて不妊治療を受けることがあります。二人の子供が欲しいと覚悟を決めて不妊治療に取り組むことになった夫婦は、不妊治療に高額さにまず驚くことになります。1回通院するだけでも数千円〜数万円、1回の治療に数十万円という場合もあります。「噂では聞いていたけれど、こんなに高額だなんて…」と不安に思うこともあるはずです。しかし、不妊治療の中には保険適用するものとそうでないものとがあります。費用に関する安心を手に入れる為にも不妊治療における保険適用についてご紹介していきますのでぜひ参考にして下さい。
病気と判断されることで保険適用される
健康保険に加入しているのだから、医療機関に受診していること自体が保険適用となりそうなものですが、そこは全てを保険適用とすることはできません。健康保険が適用される場合には、かかった医療機関の医師によって「病気」だと判断されることが条件になります。体の具合が悪いことによって、生活に支障が出ている場合など治療をしますよね。その際には保険適用となります。しかし、残念ながら不妊であることは病気だと判断されないのです。ですから人工受精や体外受精をすることで不妊治療をする費用は保険適用外となります。ところが、不妊となっている原因については病気だとみなされることでその原因を治療する際には保険適用となるのです。例えば、卵巣や子宮に異常がある、精巣に問題があるという時には保険適用となりますので健康保険を活用することができるのです。そして、もう一つ嬉しい仕組みがありますよ。それは、不妊治療で医療機関を訪れた際の初診から、まず最初に不妊治療として施されるタイミング療法に関しては保険適用というものです。これは、初診からタイミング療法の間に医師が病気を見つけるための検査であるとみなされているからなのです。
保険適用とされる治療にはグレーゾーンがある?
不妊治療をした経験のある人の話を直接聞いたり、インターネット上で体験記事を読んだりすることがあります。その時に不意に疑問に思ったことはありませんか?同じくらいの期間に同じような不妊治療をした夫婦でもトータルの金額に差が出ていることに。ある夫婦は、よくある金額であるが一方の夫婦は高額過ぎてこれから不妊治療を行うことに恐怖を感じる、という人もいるかもしれません。実は不妊治療を受ける際には、先ほどもお話した通りに保険適用となるものとそうでないものが存在します。しかし、そのどちらかはっきりと判断しかねる治療もあり、そのようなものにおいては医療機関によって保険適用となるのか保険適用外という扱いにするのかを決定することが可能なのです。一旦、保険適用外とされると、自由診療となりその治療を受けるにあたってかかる金額を医療機関が決めることができます。このようなグレーゾーンと呼ばれる治療が不妊治療にはたくさん項目としてあり、高額になる恐れを秘めています。費用については、保険適用されている初診の段階で医師に質問をするなどでして確かめてみましょう。思いの外、高額な金額によって家計を圧迫してしまえば、不妊治療どころではなくなってしまいます。
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