今はフリーターでも、将来的にはちゃんと就職したい!と思っている方も多いと思います。でもフリーターから正社員を目指すには数多くの困難が待ち受けています。アルバイト続きで職歴がない・・・。アルバイトが長続きしない・・・。というお悩みが数多くあることでしょう。
今回はフリーターから正社員を目指す皆さま向けに、ヒントをお伝えできればと思います。
フリーターから正社員の道は厳しい?
「職業:フリーター」この言葉だけ見ると、なんだか肩身が狭い思いになりますよね?しかしフリーターであっても、責任をもって仕事をしていることに変わりはありません。フリーターにも、その背景や過程は様々です。就職するにはハードルが高いと言われがちですが、履歴書の書き方やアピールポイントを学べば正社員の道も夢じゃありません。
フリーターになってしまうのは不景気が原因!?
まずはフリーターを取り巻く環境をお話しましょう。近年ではフリーターの数が増えてきていると言われています。その原因を紐解いていきましょう。フリーターが多い理由は、日本の経済と深い関わりがあります。高校・大学を卒業したら企業へ新卒で入社。この当たり前の過程が不況の影響で困難になりました。それに加えて正職員以外の就労形態(契約社員・契約職員・派遣社員・アルバイト・パートタイマー)が増えてきていることが原因だと考えられます。正社員の代わりに派遣会社やパートタイマーを雇用する会社も増え、正社員への道はますます厳しくなっています。
つまり、正社員になること自体が難しくなっている。という現状があります。日本経済や企業の採用活動など、ここまで来るともはや個人の問題だけでなく、社会の流れが原因でそうなったとも取れますね。就職ができないまま仕方なくフリーターになったという背景があるようです。
フリーターになった理由は人それぞれ
そもそもフリーターになった理由はなんなのでしょうか?同じフリーターでもひとりひとり理由は異なります。ここからは、その原因と対策を練っていきたいと思います。
新卒の就職を逃してフリーターに!
新卒の際には数多くの企業の面接を受けることになります。面接の際には自己PRや志望動機を相手に伝える必要があります。面接に落ちてしまうことが続くと、やる気を失ってしまったり、自分を否定された気分になってしまいます。そうしたことが原因でやむなくフリーターになることが考えられます。
適職が見つからなくてフリーターに!
就職活動の際に、自分の適職や希望する職業を選ぶ。でもこれってなかなかに難しいことですよね?企業に就職するには書類審査・面接では自己PRなど、今までに経験していないことを始める必要があります。特にやりたいことが見つからなったり、探せなかったら・・・。そのままフリーターになるのも無理はないかと思います。
フリーターは仕事に関する意識が低い?
次からはフリーターが捉える「働き方」に注目して話を進めていきます。時代と共に働き方も変化しています。日本経済が安定していた一昔前なら、学校を卒業と共に就職は当たり前でした。
しかし、それは昔の話で現在では、就職するのも難しい時代です。それには仕事の多様性が考えられるかもしれません。男性は営業。女性は事務だけではなく、仕事を選ぶ選択肢が格段に上がりました。将来の夢をしっかりと持っていないと、いざ就職活動をする際に戸惑ってしまうのは当然の結果です。仕事を選ぶ自由が逆に選択肢を狭めてしまっている可能性も考えられます。
働く意味が分からない若者が急増中!?
学校を卒業し、希望する仕事が見つからなかったり、就きたい職業が見つからなかった若者は、そのままフリーター化することが非常に多いです。しかし中には「働く」という意識を捉え切れていない若者が多いのも事実です。それは、自分が必死に働かなくても親が金銭的に支援してくれるという点が指摘されています。もちろん一人で生計を立てているケースもありますが、近年ではこのケースが急増中とのことです。実家暮らしや仕送りがある状態だと、確かにフルタイムで働く必要性が薄れる傾向にあると言えます。
仕事よりも趣味を優先したい!
正社員は毎日の労働時間があります。それは時間に縛られるということ。仕事よりも自分趣味や時間を優先したい人はフリーターとして生活しています。また正社員になる理由が見つからないので、フリーターをしているというケースも考えられます。
すぐに仕事を辞めてしまう!
正社員だとスキルが上がる、役職が用意されている。というメリットがあります。しかしフリーターの場合、それもアルバイトの場合は難しいことが多いでしょう。アルバイトなどの場合は「仕事がつらいから」「仕事が面白くない」という理由で簡単に辞める傾向にあります。
フリーターから就職するポイントは?
フリーターから正社員を目指そうと思っていざ履歴書を前にすると、職歴が短すぎて書く項目がない。スキルがない。アピールする点がない。と困ってしまうこともありますよね?フリーターの方が就職する際に役に立つ技術・書き方を見ていきましょう。履歴書を書く際に参考にしてくださいね。
アルバイトの経験しかない場合
ここからは、アルバイト経験しかないフリーターの方向けの履歴書の書き方をお伝えします。アルバイト経験でも、志望企業にアピールできる要素があれば十分です。接客業なら、お客様への対応やクレームに対するスキルをアピールできるかもしれません。また同業種への就職なら、正社員を目指すためにアルバイトで経験を積んできた。という方面からもアピールできるチャンスがあります。アルバイト歴が長いと、バイトリーダーや信頼された仕事の内容などからもアピールできます。今までのアルバイト経験から、希望する企業へのアピール材料がないか確かめることが大事です。
未経験職種への就職の場合
希望する企業が経験したことがない分野の場合はどうすればいいのでしょうか?過去に経験したことがない分野なので、スキルをアピールすることもできません。そんな場合はスキルではなく、思いや熱意を伝えるようにしましょう。希望する企業に入社するために資格を取得した。独学で勉強している。という熱意をアピールすることが重要です。
自己PRよりも志望動機にポイントをおいた方が賢明です。
アルバイト経験と志望企業が同じ職種であれば、その点について強くアピールすることも可能です。職歴が短い場合は、意欲、どう努力して仕事に就きたいかをアピールします。
面接での心構え
無事、履歴書が書けたなら次は面接です。面接は何を聞かれるのか?またどう志望動機を伝えればいいのか迷いますよね?次からは、面接の受け方を中心にお伝えします。
フリーターの理由を面接で聞かれる?
履歴書を突破できたなら、次は面接です。フリーターが就職面接を受ける際、なぜフリーターになったのか?を聞かれる確率が高くなります。どうしてフリーターになったのか事前に整理しておくとスムーズにいくかもしれません。一番避けてほしいのは、フリーター理由を聞かれて黙ってしまうことです。フリーターでも、責任ある仕事をしてきたのですから何か企業にアピールできる材料があるはずです。共通点をうまく見つけ出し効果的に面接に挑みましょう!
おわりに
今回はフリーターの方向けの就職についてお伝えしました。
少しでもお役に立てたなら幸いです。
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