イタリア料理は、フィレンツェの名家、メディチ家のカテリーナがフランスのアンリ2世に嫁入りの際、大勢のイタリア人料理人と一緒に、イタリア料理や食器、食事マナーをフランスに持ち込みました。なんと、イタリア料理がフランス料理を洗練させたのです。
このイタリアのお姫様が、フランスに嫁いだことで、フォークの角の数も4本になったのです。パスタを食べやすくするためだそうです。
フレンチの原型といわれる、イタリアンですが、やはり、コース最初の前菜に、イタリア人シェフも力を入れています。有名な前菜と言えば
・ブルスケッタ
・カプレーゼ
・プロシュットのサラダロール
・マグロのタルタル
野菜、魚介類、生ハムなど豊かな食材がイタリアにはふんだんにそろっています。
美味しい前菜、そしてパスタへの流れが、イタリアンの人気を不動のものにしているのでしょう。
一つ簡単な前菜をご紹介します。
エノキだけとアスパラガスのマリネ、スモークサーモン包み
材料:エノキ、アスパラガス、イタリアンドレッシング、わさび、スモークサーモン、レタス、オリーブオイル
エノキ、アスパラガスをゆがいて、熱いうちに、イタリアンドレッシングとわさびと合わせたものに漬け込みます。冷めたら、レタスを下に敷いてスモークサーモンで包むだけです。最後にオリーブオイルをかけて完成!
簡単だけど、美味しいです。お客様などにふるまうと、どうやって作ったの?と必ず聞かれるレシピです
【エノキだけとアスパラガスのマリネ、スモークサーモン包みに合うお酒】
ポワルヴェール ジャック シャンパーニュ ブリュット
このワインは黒葡萄が主体。(ピノ・ムニエ、ピノ・ノワール)味は丸みを帯びふっくらとした味わい。ピノ・ムニエの占める割合が50%なので、酸味はほどほどで飲みやすく、香りは洋ナシとゴールドリンゴ、トースト香もあり、辛口ですが柔らかいほんのりしたシロップ系の甘味も感じられ、アクセントにあとから少々の苦みを感じるシャンパンです。
えのきの歯ごたえと、スモークサーモンの塩味を、このまろやかなシャンパンが優しく包み込みます。簡単なお家イタリアンと、普段使いに合うなシャンパーニュで、お家ご飯を楽しんでみてください。
イタリアのエミリア・ローマニー州に伝わる家庭料理、ラザニア
イタリア北部に位置するミリア・ローマニー州は広い平野があることで豊かな食文化を育むことができました。小麦・果実・野菜やブドウの栽培でも有名です。
料理の特徴としてはイタリアを代表する料理が目白押しです。
パルミジャーノや生ハム、バルサミコ酢やタリアテッレなどの生パスタがよく食べられます。
野菜をたっぷり食べられるイタリアを代表する料理です。生地にホウレンソウを練り込むのがエミリア・ローマニー流。見た目も綺麗に仕上がります。
野菜とチーズセロリ・タマネギ・ニンジンを贅沢に使い、さらに牛肉のひき肉、トマトソースが絡んだ一品です。
【ラザニアに合うお酒】
赤ワインを使って、サングリラはいかがでしょうか。
封を開けて、余ってしまった赤ワインでも作れます。
ワイン 200cc リンゴジュース(果汁100%)100cc
スライスしたオレンジ、キウイフルーツ、パイナップル、などお好みのフルーツなどワインとリンゴジュースの割合も、ワインを多め、ジュースを多めでも、お好みでできます。また、パイナップルジュース、グレープフルーツジュースでもいいのです。混ぜるだけで出来上がりです。フルーティーな味、香りが、ボリュームのある濃い味の料理に合います。ホームパーティーでも重宝しそうです。
イタリアのマルケ州
イタリア中部にあるマルケ州は東側に臨むアドリア海が絶景です。
夏には多くのヴァカンス客で溢れます。
料理の特徴としては海の幸・山の幸のどちらも楽しむことができます。
ムール貝やエビ。羊肉や牛肉、そしてトリュフなどが食べられます。
オリーブのフライ
大ぶりのオリーブに肉の詰め物をパン粉で揚げた料理です。
一口サイズなのでスナック感覚でよく食べられます。
セロリ・タマネギなどの香辛料と牛肉・豚肉を合わせます。仕上げにパルメジャーノ、レモン・胡椒を合わせ揚げます。
【オリーブのフライに合うワイン】
スパイシーで柑橘類の香りが強い白ワインとの相性がよさそうです。
おすすめは、本場のイタリアンワインはいかがでしょうか。
ガンチア スプマンテ ブリュット (イタリア・スパークリングワイン)
2000円以下で変えるワインで、一番の人気のものです。
辛口スパークリングは、このオリーブフライのちょっとこってりした味わいに
すっきりマッチします。
イタリアのウンブリア州
イタリア中部に位置するウンブリア州は周りを山岳地帯に覆われています。
魚介類より、イノシシ・羊といった肉を食べてきた歴史があります。
秋にはトリュフ・ポルチーニといったキノコ類が収穫できます。
鶏レバーペーストのクロスティーニ
焼いたパンの上にレバーペーストを乗せて頂く料理です。新鮮なレバーでなくては香りも強くクロスティーニには向きません。昔から狩猟が盛んだったウンブリア州だからこそ食べられる一品です。
【鶏レバーペーストのクロスティーニと合うワイン】
お酒のおつまみとして食べられるクロスティーニ。どんなタイプのワインとでも相性が良いと言えます。ちょっと重めの赤ワインを選んでみてはいかがでしょうか。
フェウド・モナチ ミルス プリミティーヴォ サレント (イタリア 赤ワイン)
しっかりとした、重厚な味わいです。これもリーズナブルな値段で、本格派イタリアンワインを味わうことができます。鶏レバーのコクのある味わいを、この深い赤が包みます。
イタリアのカンパーニア州
イタリア南部に位置するカンパーニア州はナポリ・アマルフィなどまさにイタリアを代表する観光地が勢揃いしている地域です。
ピッツァ・パスタなどをシンプルに頂くのがカンパーニア流です。
料理にはふんだんにオリーブオイル・トマトソースが使い、ワインとの相性も抜群です。
オリーブとトマトのパスタ
シンプルに作っても美味しくできちゃうのがカンパーニア流レシピです。
豊富な食材が採れる証拠ですね。
オリーブ・トマト・ニンニク・パセリを使用したパスタは格別です。
風味づけにケッパー(花のつぼみを塩漬けにしたもの)を入れることで、イタリア料理らしい味付けが完成します。
【オリーブとトマトのパスタと合うワイン】
トマトとバジルが使用されたパスタには白ワインが合います。
ボルゴ・シャルドネ
シャルドネワインです。白い花の香りと、イチジク、アプリコットの香りがするのですが、程よい酸味もあり、重厚な味わいで、バランスのとれた白ワインです。
トマトソースのパスタに、この華やかな白ワインが合うでしょう。
おわりに
今回は一部、日本酒のスパークリングを取り入れて、イタリア料理に合うワインをお伝えしました。イタリアのワイン生産量はフランスに次いで二位です。料理も素材を生かしたシンプルなものが多く、日本人の舌によく合います。お気に入りの組み合わせをみつけて楽しんでくださいね。
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